教習指導員に向いている人の5つの特徴!あなたの性格や適正はどうですか?

指導員の仕事
この記事を書いた人
小野尾 光平

2015年より千葉県の自動車学校「鷹ノ台ドライビングスクール」の取締役に就任し、教習指導員~経理、人事・労務、営業など教習所で行う業務を一貫して担当する。

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教習指導員と聞くと、どんな人を想像するでしょうか。「明るくて溌溂とした人」「車の運転が上手な人」など、様々なイメージがあるでしょう。

今回は、教習指導員に向いているのはどんな人なのか、向いている人の特徴はなんなのかということをご紹介していきます。

教習指導員を目指しているという人は、是非参考にして見て下さい。

基本的にどんな人でも教習指導員になれる!

教習指導員の仕事は様々な分野に分かれています。

具体的には、実際に教習車に乗って生徒さんに運転を教える「技能教習」から、座学で交通ルールを教える「学科教習」など、「運転を教える」という分野の中で幅広い仕事をこなしていく必要があります。

その中で、自分の得意な分野の仕事をしっかりこなし、苦手な分野を前向きにカバーしていくことが大切です。

とはいえ、指導員として必要な資格や仕事は、みんな未経験から教習所で勤務しながら段々と覚えていくものですから、初めは何も出来なくて問題ありません。

指導員は未経験でも歓迎される仕事なので、仕事をしていくうちに学んでいくことが必要になってきますから、基本的には人と接するのが好きであればどんな人でも教習指導員には向いていると言えるでしょう。

教習指導員のなり方

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教習指導員になるためには国家資格を取得しなければならない!

まず、教習指導員になるには国家資格の取得が必要になります。

なりたい!と思ったけれど、資格が必要なら…と足踏みしてしまいそうになりますが、教習指導員は未取得の状態で自動車学校に入社しても、そこから国家資格取得の勉強が出来るので安心です。

ですので、まずは自動車学校に入社するのが一般的です。

この国家試験のことを「指導員審査」といい、これは、生徒へ学科教習や技能教習を実施することができる「教習指導員」と、修了検定や卒業検定を実施できる「技能検定員」の2つに分かれています。

自動車学校で研修や講習を受けながら資格取得を目指さなければなりません。

また、21歳以上で受験する車種の運転免許を持っている必要があるので事前に運転免許を取得しておく必要もあります。

教習指導員に向いている人の5つの特徴

どんな人にも向いていると述べましたが、教習指導員に向いている人の特徴、というのももちろんあります。生徒との交流が多くなるので「人に教えるのが得意」であったり、「車の運転が好き」という想像しやすい特徴もあります。

以下で紹介する例はあくまで1例に過ぎませんが、参考にしてみて下さい。

教習指導員にはどんな人が向いているのか、その特徴を5つ、ご紹介いたします。

【特徴1】人と話したり、交流したりするのが好き

教習指導員は、他の指導員や生徒さんとの関わりがかなり多い職業になります。

他指導員とコミュニケーションがとれていなければ授業を円滑に行うことができません。

また、同じ生徒を常に受け持つわけではないので、生徒のことを他の指導員とも共有して置く必要があります。

他にも、大人数での勤務が多くなるので円滑なコミュニケーションが出来ていた方がより良い指導を行えるでしょう。

また、実技授業の時には生徒と1対1で車の運転を指導することもあるので、生徒ともきちんと交流できることが大切です。

生徒との会話の中で、運転で不安なことが無いか、分からないことが無いかを拾っていくことも必要。そのため、人と話すこと、交流することが根本的に好きであることがまず重要になってきます。

運転の楽しさを伝え、安全な技術を身につけてもらうためにも自分の発する言葉が、生徒に対してかなり大きな影響力を持つことを自覚しましょう。

そのため、人と会話することが好きだったり、交流したりするのが好きな人が向いているといえるでしょう。

【特徴2】人に教えるのが好き、または得意

教習指導員は、生徒に自動車の法令、運転技術、安全運転の心構えなどを教えていきます。生徒の性格や年齢はバラバラなため、様々なタイプの教習生さんにきちんと向き合い、教えていく熱意がある人が向いています。

わかりやすく丁寧な指導をするために試行錯誤していくことも時には必要になるでしょう。

教習所での授業では、学科教習と技能教習の2種類の教習があるため、学問的に教えていく能力と実技的に教えていく能力の両面を磨いていく必要があります。

ですが、最初は教え方が下手だったとしても、教えようという熱意があれば生徒には必ず伝わり、良い関係性になれますよ!

生徒と関わりながら、どういう風に教えていくか、どんな風に指導したらわかりやすいかという事を考えられる人が教習指導員には向いています。

【特徴3】人や社会などの役に立ちたいという社会貢献欲が強い

運転免許取得には責任がつきものです。

国家資格であるということ以外に、便利さと危険が常に混在する「運転」という行為を許可することになるからです。その資格補助を行う教習指導員はとても重要な役割を担っており、社会意義の大きい仕事になります。

これから長い人生の中で車を運転していく生徒の初めての指導員という立場は、その生徒さんの今後の運転人生を左右するものです。

そのため、教習指導員は、生徒さんが卒業後に危険な運転をしない、安全運転のできるように指導するという、とても社会的にも意義のある仕事です。

よって、多くの人の「安全運転」に貢献するという意味で、社会貢献性が非常に高い仕事といえるでしょう。

【特徴4】自動車の運転が好き

教習指導員は、もちろん自動車の運転が好きなことも大切です。

生徒に指導するためには、自分自身が運転の楽しさを知っていなければなりません。その上で、生徒たちへその楽しさを伝え、運転の基礎をしっかり指導していくということが必要になってきます。

生徒たちに自動車を好きになってもらうためにも、自分が自動車のことを好きな方がより仕事にも熱意を持って取り組むことができるでしょう。

また、国家資格を取る際の技術試験の練習をするときも、運転が好きなら苦にはなりません。教習指導員になるための勉強をするうえでも自動車の運転が好きであることは強みになります。

よって、自動車の運転が好きであることは、教習指導員をしていくうえでとても大切なことになります。

【特徴5】几帳面な性格

自動車を綺麗に保ったり、生徒の管理をしたりする上で必要になってくるのが「几帳面さ」です。自動車の運転を指導する時も、細かいことまできちんと指導できる几帳面さは大切になってきますし、事務処理の面でも書類の整理や管理をきちんとできる人が向いているでしょう。

教習指導員は、1つの学校で10人以上いる場合があるのですが、その時に車の鍵の管理や、生徒の書類の管理がきっちりできていないと学校全体に迷惑が掛かってしまいます。

他にも、生徒さんに指導する上で漏れのないことはもちろん、細やかなところにも気づくことができて生徒が何を求めているのか、何をしてほしいのかを察することが必要になってきます。

ですから、丁寧に生徒さんと向き合い、一つ一つのことをしっかり指導していかなければなりません。

例え自分が几帳面ではなかった場合も、仕事の時はきちんとやるように心がけるなど、自分の意欲があれば問題はありません。

教習指導員は望めば誰でもなれます!

今まで述べてきた「人と話すのが得意」「人に教えるのが得意」「社会貢献がしたい」「自動車の運転が好き」「几帳面な性格」という5つの中で、あなたはどれくらい当てはまっていますか?(^^)

必ずしも多く当てはまっていなくても指導員に向いていないということではないですから、ご安心を。

教習指導員は責任とやりがいのある仕事です。生徒の成長を身近に感じられ、自分自身のスキルアップにもつながるこの仕事は社会的にも重要なものになります。

安全運転の基礎を大切にし、熱意持って教習生に向き合おうとする姿勢があれば、誰にでも目指せる職業です。

自動車学校に入社してから資格を取ることができるという面ではとてもなりやすい職業なのではないでしょうか。

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