【教習指導員編】志望動機の例文 基本の書き方と気をつけたいポイント

転職活動
この記事を書いた人
小野尾 光平

2015年より千葉県の自動車学校「鷹ノ台ドライビングスクール」の取締役に就任し、教習指導員~経理、人事・労務、営業など教習所で行う業務を一貫して担当する。

小野尾 光平をフォローする

教習指導員は「社会貢献度が高く、やりがいを感じやすい」「色々な車種の免許を取得できる」など多くのメリットがあるため、車を運転することや人と接することが好きな方にぴったりの仕事です。

教習指導員は人手不足と言われていますが、志望者が多い場合は書類選考が行われます。

そして、書類選考の際に特に重視されるのは志望動機です。

今回は、教習指導員の志望動機の例文や、基本の書き方、気をつけたいポイントを解説します。

【教習指導員】志望動機の基本の書き方

教習指導員の志望動機は以下の3つのステップに沿って作成しましょう。

STEP1:志望先の特徴を把握する
STEP2:自分の経験やスキルを志望先でどう活かせるかを考える
STEP3:具体的なエピソードを交えながら志望動機を作成する

教習指導員の志望動機を作成する上で大切なのは、印象に残る志望動機を作成することです。

志望動機を書き始める前に志望先の情報をしっかりと把握し、自分の経験やスキルをどう活かせるのかを整理しておきましょう。

実際に志望動機を書く時は、以下の構成で作成するのが一般的です。

  1. 応募する教習所を選んだ理由
  2. 応募する教習所で活かせる経験やスキル
  3. 入社後のビジョン

具体的なエピソードを交えながら志望した理由や入社後のビジョンなどを盛り込むことで印象に残るオリジナルの志望動機を作成することができます。

【教習指導員】志望動機を書く際に気をつけるべきポイント

教習指導員の志望動機は構成に沿って書けばよいというものではありません。

より印象に残る志望動機を書くために気をつけるべき3つのポイントを押さえておきましょう。

その1、どの教習所でも通じる志望動機にしない

教習指導員の志望動機では、「なぜこの教習所でなければならないのか」をきちんと伝えることが大切です。

どの教習所でも通じる志望動機は、採用担当者に「この教習所のについて理解できていない」「下調べができていない」などと思われてしまう可能性があります。

「なぜこの教習所でなければならないのか」をしっかりと伝えられるような志望動機にすることを心がけましょう。

その2、抽象的な言葉を使わない

「理念に共感したから」「会社説明会の雰囲気がよかったから」など、具体性がなく抽象的な言葉では熱意や意欲を伝えることができません。

「理念に共感した」という内容であれば、理念のどのような点にどう共感し、自分の役割を見出したのかを明確にすることが重要です。

抽象的な言葉を使うのではなく、「なぜこの教習所を志望したのか」「どのような立場でどのように仕事をしたいのか」を自分の言葉で伝えましょう。

その3、待遇を志望した理由にしない

「休日が多いから」「給料が良いから」など、待遇を志望した理由にしてしまうと「もっと良い待遇の教習所があったらすぐに転職してしまうのでは」と採用担当者が疑念を抱いてしまう可能性があります。

また、待遇ばかりに目が行き、肝心の仕事内容について触れていない志望動機は仕事に対する意欲が感じられない志望動機になりがちです。

教習指導員の志望動機を作成する際は待遇を志望した理由にするは避けましょう。

【例文】教習指導員の志望動機

教習指導員の志望動機の例文を3つご紹介します。

安全運転の大切さを多くの教習生に知ってもらいたいという思いから、静岡県内の教習所の中で最も入校者数が多い貴校を志望いたしました。

大学卒業後、運送業で中型、大型トラックのドライバーとして勤務していましたが、交通規則を順守できていないドライバーが多く、危険を感じる場面が多くありました。危険な運転をするドライバーの中には、技術や知識が不足しているドライバーが多くいます。私は前職で培った運転技術や危険予測などのスキルを活かした教習を行い、危険な運転をするドライバーを1人でも減らしたいと考え、応募させていただきました。

運転のコツや気をつけるべき箇所などを伝える実践的な指導に尽力し、貴校に貢献していきたいと考えております。

貴校を志望したのは、私自身が教習生として貴校へ通学していたことがきっかけです。担当していただいた教官は一貫して安全運転をするための知識や技能を教授してくださいました。貴校に通学するまでは「運転が上手くなりたい」と運転技術ばかりに目が行っていましたが、教習の中で、運転が上手いことよりも大切なのは安全運転であることを知りました。その時から、自分も安全運転の大切さを他の教習生に教える仕事がしたいと思うようになりました。このような経験から、運転技術だけではなく安全運転の大切さを教えられる教習指導員になれると確信しております。地元住民に愛される貴校で地元の安全や卒業生の交通事故の減少に寄与していきたいと考えています。

 

「個々に合った教習を作り上げていく」という貴校のスローガンに魅力を感じました。私は前職で7人のメンバーをマネジメントする立場を担い、メンバーそれぞれが働きやすい仕事環境や仕事のやり方を試行錯誤しながらプロジェクトを遂行していました。そのような経験から、個々の個性に合ったやり方で物事を進めることでよりよい結果を出すことができることを知りました。貴校でもマネジメント業務で培った経験を活かし、教習生がより取り組みやすい方法を導き出し、教習生の満足度に貢献したいと考えております。

教習指導員の志望動機は他の教習所との差別化がカギ!

教習指導員の志望動機は「この教習所だから入社したい」と他の教習所と差別化することが大切です。

そのためには、すべての教習所に共通するような志望動機は避け、応募した理由について経験やスキルを交えながら具体的に述べましょう。

「なぜ志望したのか」「どのようなことをしたいのか」など、「Why」「How」を明確にして、印象に残る志望動機を作成しましょう。

履歴書の書き方、面接突破方法まとめ

志望動機だけではなく、履歴書の書き方や面接で対策すべきポイントを一通り見たい方は以下の記事も併せてどうぞ!

【実例あり】教習指導員の履歴書の書き方や志望動機、面接対策まとめ
教習指導員の仕事は「きつい」と言われている一方で、生徒の成長を一番近くで感じることができるやりがいのある仕事です。 教習指導員として教習を行うためには「指定自動車教習所指導員」という資格を取得する必要がありますが、資格試験を受けるためには...
タイトルとURLをコピーしました